検索ワードやJANコードで抽出されるデータについて
及び キーワード検索結果_絞込条件管理.xlsx 設定例

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検索ワードやJANコードで抽出されるデータについて

1. データ抽出の基本仕様

データの抽出は、楽天キーワード(JANコード)検索.xlsx に設定された 検索ワード、検索除外ワード、価格帯(最低価格・最高価格) に基づいて行われます。

これらの条件により取得されるデータは、楽天市場の検索窓に手動で条件を入力した場合と同様の検索結果が得られ、さらに 価格の安い順 に並び替えられた最大60件のデータを抽出します。

そのため、楽天キーワード(JANコード)検索.xlsx による検索結果は、ブラウザでの検索結果と同様の内容が得られ、ユーザーが通常ブラウザ上で行っている商品検索と同じ感覚で、効率的にかつ正確に情報収集が可能です。

しかしながら、実際の楽天市場の検索と同様に、指定したキーワードに基づく検索結果には 意図しない商品(類似品や無関係な商品)が含まれることがあります。

2. 「楽天キーワード(JANコード)検索.xlsx」の役割と目的

楽天キーワード(JANコード)検索.xlsx は、価格調査・更新処理における 検索条件の起点 となるファイルです。

より精度の高いデータ抽出を行うために、検索対象となる商品の特性や条件に応じて、検索ワードや除外ワードを戦略的に設計します。

  • 複数ワードを用いた絞り込み
    例:「iPhone ケース」→「iPhone14 ケース シリコン」
  • 不要な商品を排除する除外ワードの指定
    例:「中古」「互換品」「訳あり」など

これにより、検索段階で不要な情報を排除し、価格更新対象として適切な商品のみを取得できるようにします。

3. さらに精度を高めるための補助設定ファイル

それでも除外しきれないデータが含まれる場合は、検索結果_絞込条件管理.xlsx によって、価格更新対象をさらに絞り込む調整が可能です。

シート名 役割
2. 対象店舗一覧 抽出対象とする店舗を限定(無関係店舗を除外)
3. 除外ワード(最大10件) 商品名に含まれると除外されるワードを指定
5. 商品名必須ワード 商品名に必ず含まれるべきキーワードを指定
1. 削除対象ファイル 人手で除外したい商品URLを明示的に指定
4. 削除対象外ファイル 除外条件に該当するが除外しない商品を明示指定

4. 調整の重要性と目的

これらの設定を適切に行うことで、価格更新の精度を大幅に向上させることが可能です。

価格競争においては、誤った商品データに基づく価格更新が誤設定や機会損失の原因となるため、定期的なチェックとファイル調整を行うことを推奨します。

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キーワード検索結果_絞込条件管理.xlsxの設定例
 ※以下の手順はあくまでも1つの設定例です。基本的には出力ファイルを基に各自のやり方で設定して下さい。

  1. 楽天_キーワード検索.xlsxを準備(必要データを設定)し、「楽天キーワード検索価格更新」を実行する
    (楽天_キーワード検索結果_絞込条件管理.xlsx 入力データなしの状態)

  2. 上記1の実行で出力された、検索取得データ_楽天_キーワード.csv のデータまたは除外後のデータ_楽天キーワード.csvを基に、「対象店舗一覧」「商品名必須ワード」「除外ワード1~10」の設定を行う。

    • ➀ 検索取得データ_楽天_キーワード.csvをエクセルで開き、ショップ名順の並び替えを行い、ショップ名の「重複の削除」を行う。一意のショップが抽出されるが、あきらかに関係のないショップは除外する。
      残ったショップを、「2.対象店舗一覧」シートに設定する
    • ➁ 抽出されたデータにおいて、意図としてないデータが多数見受けられる時は対応する商品番号毎に「5.商品名必須ワード」を設定し、再度1.の処理「楽天キーワード検索価格更新」を実行する
      (商品に商品型番等一意の情報がある場合は、全ての商品に商品名必須ワードの設定を推奨。例えばいくら商品の型番を「検索ワード」に入れて検索しても他店舗の設定次第で違う型番が上位に表示されるケースがあります。商品必須ワードを設定する事で「商品名」に商品必須ワードがないデータは除外されます)
    • 除外後のデータ_楽天キーワード.csvを確認し、意図としてないデータの商品名に除外すべきワードが含まれている場合「除外ワード1」~「除外ワード10」を設定して抽出データがら除外する
    •  ②、③を繰り返しながら 価格更新対象の精度を高める
  3. 除外後のデータ_楽天キーワード.csv を確認して、①、②、③を通しても 除外できないデータがある場合1.削除対象ファイル」に設定して抽出データから除外する
  4. 削除データ_楽天キーワード.csv を確認して 価格更新の対象となるデータがある場合4.削除対象外ファイル」に設定して抽出データに残すようにする
  5. 価格の更新対象となるのは各商品で上位3番目までのデータの為、上位3番目までのデータを重点的にチェックし、価格更新の対象となるデータであれば問題ない

  6. 除外後のデータ_楽天キーワード.csv の「送料区分」を確認し、「1:送料別」の場合:
    • 「商品URL」または「ショップURL」を元に送料を確認
    • 必要に応じて「6.店舗毎送料」に設定
    • 商品により送料価格が異なる場合の対応はできませんので、代表送料を設定して下さい
  7. 検索ワード抽出結果0件リスト_楽天キーワード.csv」及び 「検索ワード処理結果リスト_楽天キーワード.csv」を確認し、 必要に応じてファイル(楽天_キーワード検索/検索結果_絞込条件管理)を調整